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■『健全ロボ ダイミダラー』
第1話「揉め!ダイミダラー出撃!」
『健全ロボ ダイミダラー』公式HPより。
KADOKAWAエンターブレイン刊「ハルタ」連載・なかま亜咲の原作マンガを、柳沢テツヤ監督とティー・エヌ・ケー制作によりアニメ化。
エロの追求に血道を上げる熱血高校生・真玉橋孝一の元に謎の女・楚南恭子が現れる。今地球上では巨大ロボを操る「ペンギン帝国」と対抗する秘密組織「美容室プリンス」の戦いが密かに続いており、体に「Hi-ERo粒子」を秘めた孝一こそ人類を救う巨大ロボ・ダイミダラーのパイロットにふさわしいというのだ。しかし孝一は興味を示さない。その時二人の前に戦闘員ペンギンコマンドが現れて……どうなる地球!
この春の深夜アニメは何故か「エロ+巨大ロボ」という趣向の作品が2本もあり、その内の1本が本作『ダイミダラー』。
本編が始まるやいなや、いきなりドーンとおっぱいのアップ! 初見の人にどういう内容なのか、5秒でわからせる秀逸な演出です。そのほかにも、スカートめくり・おっぱい揉み・股間がもっこりと、小学生レベルのエロとギャグを次々繰り出すハイテンションな展開。主人公・孝一役の島﨑信長さんも低俗なセリフを激アツ演技でシャウトしており、実に楽しそう。「背に乳は代えられないだろ!!」は、男ならまさに声に出して読みたい名セリフです!
アニメオリジナルのお色気要員として、美容室プリンス作戦室に女性キャラが追加されているのですが、こちらの元ネタも『マジンガーZ』の光子力研究所の3博士がモチーフと、実にマニアック。そのほかには、ダイミダラー2型が初めて姿を現した時に全身を包帯で巻いていたのは、今川泰宏監督版『鉄人28号』の鉄人復活シーンのオマージュなのでは? と感じました。
本作には『ハイスクールD×D』のスタッフが数多く参加しており、あのやりたい放題の作風がそのままスライドした印象。公式サイト(参照)もGIFアニメを貼りまくった電波系HPのパロディになっており、本編以外の部分でもとことんバカをやり抜く覚悟が伝わってきます。
大の大人が真夜中にテレビの前で30分間小学生(の知能)に帰れる、まさに大人の鑑賞に耐えうる良作アニメだと断言します!
【こんな作品のファンにもオススメ】
『ハイスクールD×D』『神魂合体ゴーダンナー!!』『ゲキ・ガンガー3 熱血大決戦!!』
(文/出口ナオト)
http://otapol.jp/2014/04/post-797.html
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