『ブラック・ブレット』クリアファイル[2]
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ブラック・ブレット 卓上カレンダー (2014-2015)
ブラック・ブレット 卓上カレンダー (2014-2015)
(発売予定日:2014年4月30日)



■『ブラック・ブレット
第1話「最後の希望」

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『ブラック・ブレット』公式HPより。

  

 KADOKAWA アスキー・メディアワークス電撃文庫刊行の神崎紫電の原作小説を、小島正幸監督、博史池畠副監督、制作・キネマシトラスとオレンジによってアニメ化。


 人体に寄生するウィルス生命体『ガストレア』に壊滅的被害を受けた人類は、かろうじてバラニウム金属の壁に守られた都市の中で生き延びていた。侵略から10年後の2013年、東京エリアに住む高校生・里見蓮太郎は相棒の小学生・藍原延珠と共にガストレアを退治する民間警備会社=民警として活動していたが、ある日事件現場で『世界を滅ぼす者』と名乗る仮面の男・蛭子影胤と遭遇する。そして東京全土の民警に対し蛭子の計画を阻止する特命が発動されたが……。


 冒頭の東京壊滅シーンを始め、巨大モンスターとの戦闘やメカニック描写にかなりの力を割いていてSFアクションアニメとして、見応えあるシーンが続出。しかしバイオレンスとグロ描写もやや多めな印象の本作。何故か今期の作品に多く見られる子供の頃の回想シーンからスタートするので、「あれ? 何度もこんなの見たような……」というデジャブ感に襲われてしまいました。


 基本はガストレアを倒す能力を持つ“イニシエーター”延珠と作戦指示を担当する“プロモーター”蓮太郎が連携して戦うバディもの、という趣き。それに加え、2人の所属する天童民間警備会社の貧乏探偵モノ的なニュアンスも加味されています。音楽は『マギ』以来久々にアニメ劇伴を担当する鷺巣詩郎氏で、こちらもかなり期待できそうです。


 とにかく膨大な世界観設定が背景にある作品のため、視聴前の予備知識は必須。公式サイトの「SPECIAL」にある神崎先生のコメント付き用語解説を読んでおくことで理解しやすくなるかと思います。本作最大の個性的な設定は「ガストレアを殲滅できるのはガストレアウィルスを胎児の時に取り込んだ女児=イニシエーターしかおらず、故に10歳女児しか戦闘に参加しない」という点でしょう。これによって敵も味方も入り混じった幼女バトルアクションが合法的に成り立つとは革命的発明だと思いました!


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(文/出口ナオト)



http://otapol.jp/2014/04/post-806.html




ブラック・ブレット (7) 世界変革の銃弾 (電撃文庫)
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ブラック・ブレット(アニメ版) クリアファイル 里見蓮太郎&天童木更
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