金色のコルダ Blue♪Sky focus on 神南高校 [CD]
金色のコルダ Blue♪Sky focus on 神南高校 [CD]
(発売予定日:2014年6月25日)


金色のコルダ Blue♪Sky 公式ファンブック (エンターブレインムック)
金色のコルダ Blue♪Sky 公式ファンブック
(エンターブレインムック)



 2014年4月より日本テレビほかにて放送中のテレビアニメ『金色のコルダ Blue♪Sky』。本作は、2013年9月19日に10周年を迎えた大人気ゲーム『金色のコルダ』シリーズ最新作『金色のコルダ3』を原作とするテレビアニメとなっています。




    今回は、最終話の収録を終えたばかりのアフレコ現場でメインキャストへのインタビューを行った。全12話を演じきったキャストたちのコメントをお届けします!

【インタビュー対象者】
小日向かなで 役:高木礼子 さん
如月響也 役:福山 潤 さん
如月 律 役:小西克幸 さん
榊 大地 役:内田夕夜 さん
水嶋悠人 役:水橋かおり さん
八木沢雪広 役:伊藤健太郎 さん
火積司郎 役:森田成一 さん
水嶋 新 役:岸尾だいすけ さん
土岐蓬生 役:石川英郎 さん
冥加玲士 役:日野 聡 さん
七海宗介 役:増田ゆき さん

――収録お疲れ様でした。まず、最終回を終えた感想をお聞かせ下さい。

小日向かなで役・高木礼子さん(以下、高木さん):あっという間に終わってしまった感じがします。最終回で、かなでがやっと心を解放した演奏ができた時に、心の風景が絵に表れるのがすごく面白かったです。これ面白さって言ってもいいのかな(笑)。観ている人にも伝わればいいなと思います。

如月響也役・福山 潤さん(以下、福山さん):いろいろ印象深いところはあるんですけど、響也も散々、律を否定したり後ろ向きだったりした中で、ある人に言われた言葉でブチ切れるんですけど、いやぁ成長しましたね! 感無量です!

如月 律役・小西克幸さん(以下、小西さん):ゲームは恋愛シミュレーションなので、音楽をやりながらも恋愛がメインという感じでしたが、アニメではスポ根アニメになっていて、かなり熱くなっています。甲子園を目指す高校球児じゃないですけど、コンクールで優勝することに燃えている学生たちのドラマが非常に良かったです。感無量です!

榊 大地/吉羅暁彦役・内田夕夜さん(以下、内田さん):収録がとても楽しかったので終わってしまって、寂しいなという気持ちが強いですね。十年以上続いている作品とはいえ、こうして皆で会う機会が少なかったので毎週皆に会えなくなると思うと寂しいです。でも、一言で表すなら感無量です!

水嶋悠人役・水橋かおりさん(以下、水橋さん):早かったですね。あっという間だったなという感じです。今まで部活のメンバーと頑張ってきた成果が、彼らなりに出せてよかったなと思います。

八木沢雪広役・伊藤健太郎さん(以下、伊藤さん):あっという間の12話だったんですけど、われわれ至誠館は至誠館らしくいれたのではないかと思います。朝イチに八木沢のコンディションを整えるのが大変でした。

火積司郎/火原和樹役・森田成一さん(以下、森田さん):色とりどりのキャラクターがいたので、12話で収めるのは非常に難しい作品だったのではないかと思うんですけれど、そういうところを超えて、かなりバラエティに富んだ突き抜けた作品になったのではないかなと思っています。

水嶋 新役・岸尾だいすけさん(以下、岸尾さん):12話中、至誠館は7話くらいしか出てないかな。もうちょっと出たかったなというところが一番ですね。至誠館なりのドラマが出来たのが良かったなと思います。あと、意外とゲームの初期のキャラが出て来ていたので、髪がとてつもなく伸びた柚木にも出てきて欲しいなと思いました(笑)。

土岐蓬生役・石川英郎さん(以下、石川さん):あっという間に終わってしまった気がします。あと、神南メンバーがアフレコで揃うことも少なかったので、ちょっと寂しかったです(笑)。

冥加玲士役・日野 聡さん(以下、日野さん):冥加が率いる天音学園が活躍し始めるのは、本編でもかなり後半の方なんですけど、登場するまでに「画面には冥加さんがいた!」と皆から聞いて「絵からもインパクトの強さが感じられたよ」と話題になっていました。なので、最初から出ていたくらいの気持ちで最後まで駆け抜けました。感無量です!

七海宗介役・増田ゆきさん(以下、増田さん):12話あっという間に駆け抜けたという感じで、毎回現場で笑いを堪えるのが必死でした。ゲームでもいろいろキャラクターがいて、その人たちがアニメーションになるともっとキャラが濃い! っていうのが一緒にお芝居をしていて伝わって来ました。私もリアルタイムで放送を観てたのですが、それが終わってしまうのも寂しいです。アニメからまたゲームの方に入っていってもらえると嬉しいです。感無量です!

――最終回までの物語で印象に残っているシーンはどこですか?

福山さん:同時進行でゲームの収録もあったりして、アニメの裏でこいつらこんなこともやっていたのか! と考えると個人的に面白かったです。本編では、僕としては冥加が外せないんですよね! 彼の台詞はほとんどモノローグなんですけど、喋りだすと時代劇になるので彼のインパクトのある言葉の数々だけを繋ぎあわせて見ると、とても面白いと思います。冥加に注目です!

高木さん:氷渡さんに誘拐されたところです。かなでが気配に気がついたところでシーンが終わって、次のカットでは地下の部屋で倒れていたんですよね。「どうやって連れて来られたの?」と実は気になっています(笑)。

小西さん:律はいい意味でも悪い意味でもマイペースな人なので、かなりみんなを振りまわしていました(笑)。そういうところも彼らしくて楽しかったです。あと、コンクールのシーンではアンサンブルの時に、さまざまな心象を表現するイメージ映像が出てくるんですけど、至誠館の時に伊達政宗像が出てきてド肝を抜かれましたね(笑)。

内田さん:星奏学院のメンバーが演奏している時に、モノローグで会話をするっていうのが印象的ですね。これが出来るからこそ最強なんだ、さすが「超能力集団星奏」っていうか! なので演奏シーンがとても印象深いです。

水橋さん:個人的には、ゲームの中で好きだったシーンがアニメでも使われていて嬉しかったです。例えば、響也がブランコに乗って落ち込んでいるシーンは、一旦心が折れた響也がヒロインのおかげで立ち直っていく過程が丁寧に描かれていたので良かったです。

伊藤さん:印象的なシーンは盛りだくさんなんですけど、個人的にはくずおれた火積に八木沢が「立て!お前がそれを言うのか」って言うところですかね。小日向さんが関係のないところで僕らが盛り上がっているっていう。夜の公園で男5人が円陣を組むシーンも、至誠館らしさが出ていてとても印象的でした。

森田さん:伊達政宗像のシーンも印象的でしたが、全体を通して言うと演奏している時の衣装が、かなりパワーアップしていてたことですね。今まで普通に制服だったんですけど、ステージ衣装になると高校生なのにすごい衣装を着ていて驚きました。各校やキャラクターのイメージが、衣装のデザインにまで作りこまれていたのは印象的でしたね。

岸尾さん:一番印象的なのは、やっぱり政宗公の像が出現した時です。収録の時に観た絵とオンエアで観たのはもちろん違うんですが、政宗公よりも篝火の方がよく燃えていて、それにぐっと来ました。吹奏楽部の顔がすごい怖い顧問も印象的でした。

石川さん:印象的なシーンは皆さんと同じなのですが、僕個人としては神南高校でいうと東金のお父さん役が銀河万丈さんで、登場する度に全て持って行かれたところですね。あんなに説得力のあるキャスティングじゃ、他のキャラクターが全く目立たない(笑)。俺らがいい負けっぷりでした。

日野さん:面白いエピソードですか?(笑) 一番面白いのは、11話ですね。野良犬がどうの…というセリフを合計4、5回言っていたので。最終回にも言っているので要注目です……。

増田さん:やはり、冥加部長の台詞がいちいちツボで笑いを堪えるのが大変でした。あと、エンディングの話なんですけど皆が素敵な顔で寝ている中で、七海だけが誰かに一服盛られたような姿で寝ていたので面白かったです。私はそれを誰に毒を盛られたのか想像して楽しんでいました(笑)。

――ゲームとアニメのアフレコを比べてみて感じた事を教えて下さい。

福山さん:響也の周りのキャラクターが、皆ボケキャラなんですよね。だから、ずっと僕が一人でツッコミを入れていた印象がありました。アニメでも、皆さんのボケにツッコミを入れているんですけど、最初は誰も返してくれなくてゲームと変わらず一人ぼっちでした。でも、話が進むにつれてだんだんと会話が噛み合ってきて、一人ではなかったことが分かって良かったです。

小西さん:ゲームの収録は基本的に一人なので、アニメでは他のキャストと一緒に演じられたことが嬉しかったです。絵もあるので、同じ景色を共有できたのが一番良かったですね。

内田さん:やっぱり雰囲気ですかね。一人でブースで録っているのと、こうして皆で録っているのとではスタジオに入った時に空気からして違います。ちょっとNGを出せば皆でガヤガヤと笑うし面白いこともあるし、現場の楽しい雰囲気を作品の中へ持っていけたのがアニメの収録の好きなところですね。

水橋さん:実は、私はあまり違いに関しては感じていません。アニメとゲームとイベントもやっていたりして、全然変わらない感じですかね。皆さんのお芝居もどういうふうにやられているか分かっていたので、私個人としてはそんなにないです。不思議ですね。

伊藤さん:イベントでキャストのキャラクターも把握していたので、雰囲気も分かっているんですけど、内田さんがおっしゃったように全員でアフレコに臨めたのはやっぱりゲームとは違うところの良さでしたね。イベントではなかなか把握することの出来なかった氷渡くんとか枝織ちゃんも立体的な感覚を持って付き合うことが出来て、それが大きな違いでしたね。

森田さん:キャストとは、イベントで会うこともあるので久しぶりというほどではないんですけど、アニメ自体の収録は久しぶりでした。毎週、現場へ来て思ったのが十年もやっていると当然ながら、皆年をとったなぁって。現場がすごく落ち着いて熟していたので、最初から安心して入っていける新番組でした。そういう意味では新しい経験だったなと思います。

岸尾さん:至誠館はチームワークの良さが武器なので、アニメでは5人揃って政宗公のために関白秀吉に向かって戦いを挑むことができてよかったと思います(笑)。

石川さん:俺も、かおりちゃんと同じであまり違いは感じません。もう皆のキャラクターを知っているからでしょう。細かいエピソードもアニメだと違って感じるかな、と思ったんですけど、ほぼ印象は変わりませんね。十年って恐ろしいですね。

日野さん:テスト収録の時の5割増の脱線を、受け止めてもらえることですかね。そこが非常に楽しいところでした。

増田さん:私は人が多いところが苦手なので、スタジオって苦手な空間だったりするんですけど『金色のコルダ』のスタジオは十年間ですごく好きになれました。皆がいてくれるとすごく安心感できて、ゲームを一人で録っている時よりも、皆で録っている時の方が好きです。

――ありがとう御座います。皆さん、収録お疲れ様でした。

[取材:アニメイトTV編集部/構成:松田はる菜]

http://www.animate.tv/news/details.php?id=1402768247




金色のコルダ Blue♪Sky Blu-ray BOX豪華版(初回生産限定)
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(発売予定日:2014年10月29日)


金色のコルダ Blue♪Sky 1 (花とゆめCOMICS)
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