THE BEST “Red
Kalafina / THE BEST “Red" [CD]
初回生産限定盤 通常盤


THE BEST “Blue
Kalafina / THE BEST “Blue" [CD]
初回生産限定盤 通常盤



 作品を重ねるごとに多彩な表情を見せてきたKalafinaが2枚組ベスト・アルバム『THE BEST “Red” / ”Blue”』を発表した。2008年のデビュー以来、アニメ主題歌を中心にシングル14タイトル、アルバム5タイトルと数多くの楽曲をリリース、ライブパフォーマンスをも話題を呼び日本のみならず海外からも高い評価を得てきた彼女たち。結成7年目を迎え、ここで“名刺代わりの1枚が欲しい”とベストアルバムのリリースに至った。




    そんな今作には新曲を含む15曲がそれぞれ収録されているのだが、曲ごとにコンセプチュアルな世界観を作り出す歌声と表現力には改めて感動させられるばかり。まだKalafinaを知らないひとにも届いて欲しい、名曲集である。今回アニメイトTVではメールインタビューを敢行。どのような想いでベスト・アルバムに向かい合っていったのか、丁寧に答えてもらった。

●「とても難しい選曲でした。全て選びたかった」(Wakana)

──シングル「君の銀の庭」からベストアルバムに向かうまでの気持ちの変化があれば教えて下さい。また、アルバム『Consolation』以降すごく前向きで充実したモードが続いているように感じますが、いかがでしょうか。

Wakana:6年半という時間でベストアルバムを出すのは早いような気持ちもありましたが、昨年にリリースした『君の銀の庭』から、クリスマスライブや6周年ライブなどを経て、気持ちを切り替える期間にもなりましたし、改めて私たちの活動を振り替える良い期間にもなりました。

 今まで私たちを見続けてきてくれた皆さんに感謝の気持ちを込めて、そしてKalafinaを知らない方には名刺代わりの2枚として、このベストアルバムを掲げたいと思うようになりました。そして4thアルバム以降は、私たちにとって最多数公演であるツアーも完走することができ、長くお世話になっている作品「空の境界」と「魔法少女まどか☆マギカ」とも新たに曲を作ることができました。そういう経緯があるので、とても充実した1年半でしたね。

Keiko:大きな変化というよりは、目の前の事を一つ一つやってきた結果、今があると考えています。4thアルバム『Consolation』をリリースしてから歌い続ける事が出来たのも、たくさんの方や、ファンの皆さんの支えがあってです。そんな皆さんのおかげで前向きな活動が出来たんだと思っています。とても感謝しています。

Hikaru:昨年『君の銀の庭』をリリースし、今年7年目を向かえての初のリリースがベストアルバムということで、これまでのKalafinaを振り返ると同時に、ここからのスタートとして気持ちを新たに出来た気がします。切磋琢磨しながら常に前を向いて活動しているつもりなので、そのように感じて頂けることは嬉しいです。

──ベストアルバムをこのタイミングで発表する理由とは?

Wakana:総楽曲数も80曲近くになり、アルバムも4枚になりました。もしこれからKalafinaを新しく知ってくださる方が居たとして、どの楽曲から聴くかがすごく難しいと思うので…このベストアルバムを出すことによって、多くの方に聴いていただけることも願っています。是非この2枚から聴いてみて頂ければ嬉しいです。

Keiko:デビューしてから6年半、たくさんのシングルを出させて頂きました。アルバムも4枚、その中でKalafinaの音楽の幅を広げていくことができ、様々な出逢いがありました。持ち歌が70曲を超えた今、自分達の音楽を紹介する時の名刺のようなアルバムがあればな…という事で、いつか出してみたかったベストアルバムのリリースが決まりました。

Hikaru:今までに様々な楽曲を皆さんにお届けしてきて、アルバムも4枚リリースしてきました。たくさんの作品にも携わらせて頂き、その度に出会う方がいらっしゃいます。そうやって新しくKalafinaの音楽に触れて頂く時に、どの楽曲から聞いて頂いたらいいのか…自分達にとっても難しい選択だと感じていました。そんな時のKalafinaの名刺代わりとなるものが出来たらと思い、ベストアルバムを作らせて頂きました。

──選曲は非常に難しかったと思いますが、そこはプロデューサーの梶浦さんと決めていったのでしょうか?

Wakana:基本的には梶浦さんたちとの話し合いで決まりました。6年半の中での総楽曲数は80曲近くになっているので、とても難しい選曲でした。全て選びたかったですが、たくさんの作品に携わってきたということを実感する選曲になりました。

Keiko:梶浦さんやスタッフさんを含めた話し合いの中で選曲をしていきました。

Hikaru:皆さんがどこかで耳にしたことがあるであろう楽曲、実際にたくさんの皆さんが手にしてくださった楽曲、私達にとって欠かせないLiveでの定番楽曲の中から厳選しました。

──選曲していく中でデビューから現在までの道のりや当時のエピソードを振り返ることがあったと思いますが、いかがでしたか?

Wakana:デビュー時はライブをするようになるとは思いもしなかったため、とにかく3人でのハーモニーの合わせ方が難しかったです。レコーディングだけのイメージから、段々と、常にライブで歌うことをイメージするようになっていきました。Kalafinaの楽曲は常にぶれることなく今まできていますが、デビューシングルの『oblivious』という楽曲は、打ち込み系の印象が強い1曲ですが、最新の『heavenly blue』と比べるとライブ感はこちらの方が強く出ていると思います。

Keiko:やはり曲一つ一つに想い出がありました。選曲しながら色々な場面が甦りましたし、声の変化なども面白かったです。Redに入っている光の旋律は、私達がライブを始めて間もない時の想い出深い一曲ではあります。『光の旋律』を歌った時のお客様の表情は、今まで感じた事のない暖かさのなかに光を信じる強さの様なものを感じました。Kalafinaに新たな"希望の歌"が生まれた瞬間でした。

Hikaru:自分が初めてのレコーディングで緊張していた『ARIA』を歌わせて頂いた「空の境界」の為のプロジェクトとして終わらずKalafinaとして活動を続けられる事になり、「黒執事」という作品に出会い、その後も「歴史秘話ヒストリア」「魔法少女まどか☆マギカ」等、様々な作品と出会いながら、新曲も「アルドノア・ゼロ」のオープニングテーマに起用して頂き、たくさんの方々に支えて頂いて6年半活動を続けることが出来たんだと改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

──また、振り返っていくなかで各々の表現力の成長も感じたと思うのですが如何でしょうか。

Wakana:初期の頃は、ひとつひとつのメロディーや3人でのコーラスに精一杯でしたが、ライブ活動の中で、伝えていくことの難しさや楽しさを学んでいきました。その中で、表現力や言葉の可能性を広げていったつもりです。1stアルバムと最新のアルバムとでは、やはり声はもちろんですが、歌い方の違いなども感じます。

Keiko:色々な表現を新曲が出来る度にトライしてきたつもりです。曲によって引き出しを増やしていった感じ…そしてなによりメンバー二人の影響はとても大きいと思います。二人と歌っていくなかで、刺激されてもっとこう歌いたいといった欲が生まれました。その欲をライブという場所でトライできた事も自信に繋がっていきました。

Hikaru:Kalafinaはありがたいことに、たくさんライブをさせて頂く機会があり、Kalafinaの音楽を直接皆さんに伝えることの難しさや面白さを常に体感しながら活動をすることが出来たので、その中で表現の幅も広げられたと思います。

●「好きな楽曲は全部です」(Hikaru)

──好きな楽曲と理由を教えて下さい。またKalafinaの転機となった曲も教えてほしいです。

Wakana:全ての楽曲を大切に思っていますが、もし印象的な楽曲として敢えて挙げるとすれば、個人的には「空の境界」シリーズの曲だと思います。デビュー楽曲から6年間近く関わらせて頂いたのはこの作品だけです。歌う度に曲が成長していくような、違った表情を見せていくような、そんな不思議な作品です。転機となった楽曲は、個人的には3rdアルバム『After Eden』です。このアルバムで、私はたくさんのことを学びました。今でも大切な1枚です。

Keiko:好きな曲というのは中々選ぶことが出来ません…全ての曲が好きなんです、本当に。転機…『ひかりふる』ですかね。この曲は3人で声を繋げ、重ねていく曲なんです。とても丁寧にWakanaとHikaruの声を汲み取って歌う、Kalafinaにしか歌えない一曲が出来た…そんな風に感じ、一緒に歩んできてくれた二人に感謝を改めて感じたそんな一曲です。そして“夢の大地”も転機になった曲です。2013年夏のConsolationツアー最終日、東京国際フォーラムで最後に歌った時に、お客様としっかりと繋がった気がしたんです。心が繋がった瞬間でした。

Hikaru:好きな楽曲は全部です。個人的に転機となった楽曲のひとつは『Magia』だと思います。それまでリリースしてきた楽曲に比べて、より独特な旋律とダークな世界観を持った力強い楽曲ということで、皆さんにどのように受け取って頂けるのか少し不安でしたが、エンディングに起用して頂いた「魔法少女まどか☆マギカ」の人気のおかげでたくさんの皆さんに聞いて頂くことが出来ましたし、この楽曲からKalafinaを知ってくださった方も多かったと思います。

──最後に改めてベストアルバムを聴いて感じたことを教えて下さい。

Wakana:本当にたくさんの楽曲があるのだと改めて実感しましたし、多くの作品に関わらせて頂いていることに改めて驚きました。ここまでの時間は長くはないけれど、短くもないです。此処に至るまでの私たちKalafinaの軌跡を、できるだけ多くの方に、見て、聴いていただけることを願います。

Keiko:本当にたくさんの作品との出逢いが私達Kalafinaを作ってくださったんだと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして、ライブ活動が私達Kalafinaの歴史を濃い物にしてくれたんだと…ファンの皆さんがいてくれたからこそこうやって形に残せたんだと思います。

Hikaru:様々な曲調の楽曲を歌わせて頂いてきましたが、一本の芯が通っているかのように全ての楽曲にKalafinaとしての違和感がないことです。

●どうなっていくのかは誰もが未知 
だからこそ私達は変わらずに"歌い続ける"(Keiko)

──ところで、タイトル、イメージカラーを赤と青に分けた理由とは?

Wakana:6年半歩んできた私たちの軌跡を2枚のアルバムにまとめました。基本的には2枚のアルバムにコンセプトの違いはありません。デビューから最新曲まで、私たちの表現してきた音楽性を改めてまとめることによって、今まで応援してくださった方には感謝の気持ちを、Kalafinaを知らない方には名刺代わりになる、そんな2枚になったと思います。

Keiko:本来、『Red』と『Blue』は両方とも同じコンセプトで作りました。自分たちが歌ってきた曲たちを大きく2つに分けるとしたら、エネルギーを感じてもらえる音楽性と安らぎを感じてもらえる音楽性の二面性があるなと…それを色で例えるならば、エネルギーを赤、安らぎを青という風に表してみました。選曲に関してはRedにはRedの曲を入れた訳ではなく、『Red』と『Blue』にバランス良く選曲したので色の固定観念抜きに聴いていただけたら嬉しいです。

Hikaru:Kalafinaが今までに作ってきた楽曲を大きく2つに分けるとしたら、エネルギッシュで情熱的に感じるような楽曲と安らぎや癒しを感じるような楽曲になるかなということで、この2つを色で表し、前者を赤、後者を青としました。ですが、Kalafina楽曲はこの2つでひとつということで、アルバム自体は2枚のコンセプトを同じにして、曲調や時系列等は関係なくバランスよく選曲しています。

──Kalafinaはどんどんと進化を遂げていっていますが「これから」はどうなっていくと思いますか?

Wakana:ずっと歌い続けていくことを目標に掲げているので、これからも歌い続けるなかで、更に素晴らしい音楽を追求していけるアーティストでいたいです。

Keiko:どうなっていくのかは誰もが未知だと思います。だからこそ私達は変わらずに"歌い続ける"、これだけを念頭に置いて活動していけたらと思っています。いつも初心を忘れないという気持ちも3人でいるからぶれずにいられます。

Hikaru:これからも目の前のことを一つひとつ大切に取り組み、一歩一歩進んで頂けたらと思います。

──最後に、今後チャレンジしたいことがあったら教えてほしいです。

Wakana:アジアツアーをさせていただいた経験があるので、アメリカやヨーロッパでも、ライブツアーをしたいと思っています。

Keiko:ステージングですかね...Kalafinaの音楽を視覚的にも、もっと深く表現していけるように。
ライブ活動が私達の軸だと思っているので、今後も常に新しい事にトライしていきたいと思っています。
そしていつも支えてくださっているお客様に感謝し、その気持ちをステージに注いで行きたいとも思っています。皆さんの笑顔をたくさん作れるKalafinaでいたいです♪

Hikaru:歌い続けることです。そして、ひとりでも多くの皆さんに直接楽曲をお届けしていきたいです。

◆Kalafina Best Album「THE BEST “Red” / ”Blue”」商品詳細

商品形態 (4形態)
◆通常盤 “Red” (CD Aのみ)
◆通常盤 “Blue” (CD Bのみ)
価格:¥3,000+税
◆初回生産限定盤 “Red”
  CD A+Blu-ray A+ブックレットA
・収録映像:2013年1月23日「Kalafina 5th Anniversary LIVE “oblivious”」からのライブ映像
◆初回生産限定盤 “Blue”
  CD B+Blu-ray B+ブックレットB
・収録映像:2014年1月26日「リスアニ! LIVE-4」からのライブ映像
  価格:¥4,000+税

『THE BEST “Red”』収録曲
01:prelude
02:misterioso (「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」挿入歌)
03:光の旋律 (アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」オープニングテーマ)
04:Lacrimosa (MBS・TBS系アニメ「黒執事」エンディングテーマ)
05:ARIA (劇場版「空の境界 第四章 伽藍の洞」主題歌)
06:輝く空の静寂には (MBS・TBS系アニメ「黒執事Ⅱ」劇中歌)
07:moonfesta~ムーンフェスタ~ (NHK「みんなのうた」6月・7月放送曲)
08:ひかりふる (「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語」主題歌)
09:oblivious (劇場版「空の境界 第一章 俯瞰風景」主題歌)
10:音楽
11:consolation
12:胸の行方
13:夢の大地 (NHK「歴史秘話ヒストリア」エンディングテーマ)
14:Eden
15:アレルヤ (劇場版「空の境界 未来福音」主題歌)

『THE BEST “Blue”』収録曲
01:storia (NHK「歴史秘話ヒストリア」オープニングテーマ カヴァーソング)
02:君の銀の庭 (「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」主題歌)
03:red moon
04:Magia (TBS・MBS系アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」エンディングテーマ)
05:seventh heaven (劇場版「空の境界 第七章 殺人考察(後)」主題歌)
06:signal
07:夏の林檎
08:sprinter (劇場版「空の境界 第五章 矛盾螺旋」主題歌)
09:I have a dream (劇場版アニメ「イヴの時間」主題歌)
10:未来 (「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語」挿入歌)
11:満天 (アニメ「Fate/Zero」第18話・第19話エンディングテーマ)
12:snow falling (劇場版「空の境界」終章カヴァーソング)
13:to the beginning (アニメ「Fate/Zero」オープニングテーマ)
14:symphonia (NHK「歴史秘話ヒストリア」エンディングテーマ)
15:heavenly blue (TVアニメ「アルドノア・ゼロ」オープニングテーマ)

■日本武道館ワンマンライブ2days詳細
『Kalafina LIVE THE BEST 2015 “Red Day”』
公演日時:2015/2/28(土) 16:00開場 17:00開演
会場:日本武道館

『Kalafina LIVE THE BEST 2015 “Blue Day”』
公演日時:2015/3/1(日)15:00開場 16:00開演
会場:日本武道館

>>Kalafina「THE BEST」特設サイト
>>Kalafina Official Blog
>>Kalafina Staff Twitter

http://www.animate.tv/news/details.php?id=1405626695




Kalafina LIVE TOUR 2013 “Consolation
Kalafina LIVE TOUR 2013
“Consolation" Special Final
[Blu-ray]


After Eden [CD]
Kalafina / After Eden
CD MP3